中国公認会計士

統制環境5要素

中国公認会計士試験受験ストーリー

shanghai, pudong, night view-423022.jpg中国公認会計士試験
 今日は上海まで何しに行ったかというと、実は中国の会計師試験受験のためである。中国の会計師試験は、監査·税法·会計·経済法·ファイナンシャルマネジメントの5科目であり、科目合格が可能で、最初の科目に合格してから5年以内にすべての科目に合格すればいいというシステムである。中国語での試験となるが、一体どんなものか見てみようと、全く勉強もしないで、しかも飛行機に乗って上海くんだりまで出かけていった。というのも、中国本土に籍がない人は北京か上海かでしか受験できないのである。japanese quince, early bloomer, ornamental quince-7788371.jpg
 
もともと昨日移動して税法と会計の2科目を受けるつもりであった。しかし、昨日の仕事が終わらず、今日の朝の移動となり午前中の税法は諦めた。朝の移動といっても11時50分着の飛行機しか取れなかった。その上、到着は遅れるし、飛行場は市内から遠い浦東だし、上海まで来たのに試験開始に間に合わないか??とやきもきしていたがとりあえず午後1時30分ごろに試験会場である中学校に到着した。そこには赤い横断幕がかかっており、一目で試験会場であることが分かった。ちなみに日本なら白の立て看板だろう。

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多少あせっていたこともあって、すぐに教室に行こうとすると椅子に座った係りのおばちゃんに、「アナウンスがあるまで教室には入れません。あそこの休憩室でお待ちください。」といわれた。試験開始は午後2時で、20分前から教室に入ることが出来ると、そういえば受験票にも書いてあった。まだ10分ほどあり、それならと思い出したようにトイレに行っておくことにした。そしてびっくり!「ドアなしトイレ」である。上海だと思って油断していた…。まだまだ中学校とかはこんなもんなのかなと変に感心していた。
 試験開始20分前になりました。受験生の皆さんは教室にお入りください。」のアナウンス。皆ぞろぞろと入っていく。教室は思ったより小さく、全部でも25人ぐらいしか座れない。そこに入ると教壇のところに係員のおばちゃんがいるので受験票を見せる。おばちゃんは私の受験票の番号と自分の持っている座席表とを照合して、「あっちの席ですよ。」と親切に教えてくれる。
でもこんな小さな部屋でしかも番号順の座席ならわざわざ教えてくれなくても自分で探せるけど…と思うが、ここは中国である。私の教室には結局受験生が5人しかいないが、係りのおばちゃんは二人である。やっぱりここは中国である。座席についてから、身分証明書と受験票を確認に来て、その後名簿のようなものにサインさせられた。それなら最初に受験票を見せて座席を探したときにすべてやっておけばよかったのに…さすが中国である。
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問題用紙と解答用紙が配られ、午後2時に「皆さん始めてください。」のアナウンスにより試験開始である。日本の公認会計士試験のときと違い、悲壮感も無く非常に気楽であった。
 第1問は、設問に該当するものを1つだけ選択するタイプの選択問題である。全14問各1点と表示されている。中国語が分からないので、問題文を理解するのに時間がかかるが、日本と中国とで会計の概念にそう大きな違いは無いので、いくつかは分かる問題があった。
 第2問は、設問に該当するものをすべて選択するタイプの選択問題である。全12問各2点と表示されている。このタイプは厄介である。5つの選択肢のうち4つの答えが分かっても1つがあいまいであれば、それを選ぶか選ばないかで天国と地獄である。なんとなく3つ選択することが多いのは、保守的なんでしょうか??
 第3問は、個別文章問題である。第1問、第2問を終えてなんとなく調子に乗ってきた。選択問題が終わったら帰ろうと思っていたが、だんだん面白くなってきて、ものは試しとチャレンジしてみることにした。                                                
(問)次の設備の減価償却額を計算し、必要な仕訳を書きなさい(だと思う…) なーんだ、減価償却額は600万元じゃない!と計算するところまではいいのだが、「減価償却費ってなんていうの?減価償却累計額ってなんていうの?」といった状態で、普段中国語表記での勘定科目を書いていないのでなかなか出てこない。英語か日本語なら仕訳も切れるのに!!!と歯がゆい思いをしていた。
第4問は、総合文章問題である。しかし、残念ながら私の語学力では第3問目までの問題文を読むことで試験時間をすべて使い果たしていた。ちなみにこの問題には48点の配点がなされており、私の満点は52点しかない。一応当初の目標は10点獲得なので、52点から何点取れているか楽しみである。(完全に興味本位でしかない!真剣に受けている人、ご免なさい!!)
 試験終了のアナウンスとともに、おばちゃんが問題用紙、解答用紙ともに回収していく。5人しかいないのであっという間に終了。お疲れ様でした!結局試験終了までがんばってしまった。
しかし、こんなことならもっと勉強しておくんだった。日本の公認会計士試験は、理論問題が多く、論理的に文章を書くことが必要になってくるが、中国の場合、規定に基づいてどのように計算し、処理するかを明示するだけであり、これなら中国語という意味ではハンデがあっても、読む力をつければ何とかなるのではないだろうか…などと、ちょっと調子に乗ったことを考えながら広州に帰ってきた。
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空港にはいつもの運転手さんが迎えに来てくれている。この人の顔をみると「あー、広州にかえってきたなぁ」という安心感がある。家まで送ってもらうと、「試験お疲れ様。中秋節のプレゼントだよ。」といって、大きなフルーツバスケットをいただいた。非常感謝!! 本当に私はこうやって色々な人に見守られてがんばっております!!! 
 
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